新しいLinuxの教科書を読んだ
概要
Linux環境の構築からターミナルとシェルの違い、CLIでの基本的なコマンド、シェルスクリプトの基本、Gitの使用法など、Linux環境での開発が初めての人が知りたい内容が丁寧に解説されている本。
特徴としては、
- 以前使われていたシェルやコマンドの記法などを比較しながら紹介している (例.bash, sh, zsh, csh, tcsh)
- 適切な場面で図が載せられているため、イメージがしやすい(特に第11章の標準入出力とパイプライン)
- とにかく丁寧なので、初学者でも読み進められる
などが挙げられる。
感想
以前まではQiitaなどで使われているコマンドの意味をその都度調べてから使っていたが、体系的にコマンドを学ぶことが出来たので、最初の方に読んでいればよかったと思うほど、知りたいことが書いてある本だった。
(appendix)まで含めて420ページとかなりボリュームがあるように感じられるが、1ページ1ページが重くないのでその気になれば 2,3日で読み終えることができると思う。実際、私は一日6,7章ずつ進めて、三日間で読了できた。また、本書はコマンドを実践しながら進めていく形式になっているので、基本的には退屈しないと思う。